北九州市小倉北区の建築多能工集団ユニールテクニカ株式会社の宮本です.
今日はキッチンリフォーム工事のお話です.
こちらのお客様は当社が創業以来ずっと応援していただいている大切なお客様です.
70代のご夫婦二人のお住まいで,お子様はすでに独立されています.
お二人とも戦前の生まれで,物のない時代に育って来られました.ですので大変物を大事にされていて,なかなか捨てることができないとのことです.この世代の方に共通の価値観ではないかと思います.
それに加えて奥様は膝が悪く,重い物を動かしたりするのがつらくなってきたとのことです.
今でも現役で二人ともお仕事をされていて忙しく,なかなか家事を十分にこなすのは大変な状態です.
その結果,キッチンはだんだん物があふれてきて,片付かなくなっていました.
まず流し台がL型のレイアウトになっています.L型の場合コーナーの部分キャビネットにデッドスペースができてしまうため,意外と収納量が多くなりません.私はI型や2列型をお勧めしたいですね.
流し台下のキャビネットが開き戸になっています.以前はみんな開き戸でしたが最近は引き出しが主流になってきました.引き出しの方が収納力が高いです.
勝手口がありますが使っていないそうですので,ここも床にしてしまって面積を稼ぎたいと思います.
既製品の食器棚がいくつかありますがどれもサイズがバラバラで,デッドスペースができてしまっていました.
ここからリフォーム後の写真です.
I型で幅2700mmのキッチンにリフォームしました.シンク・ワークスペースともに十分確保できました.
水跳ね,油跳ねがある壁面はすべてキッチンパネルを貼りました.お掃除が簡単にできます.
北側の台所ですので,明るく感じられるように床材も明るい色を選び,壁紙もアイボリーにしました.
ずいぶんと明るく感じられるようになりました.
食器棚もキッチンとおそろいで作り付けとしました.
下部キャビネットはすべて引き出し式でたくさんの食器が納まります.ワークトップも広くとることができました.炊飯器,電子レンジ,コーヒーメーカー,ポットなどを置くことができます.
これら家電製品をフルに使えるように専用の電源回路も確保しました.
中型冷蔵庫を2台お使いでしたが,1台の大容量550Lのものに買い替えをしてスッキリしました.
工事の際には思い切って使っていないものをどんどん処分しました.
お客様には選別をしてもらい,私たちが運搬と処分をしました.当社の2tトラックがこんな時は大活躍します.
解体材と不用品でトラック2台分ほど処分しましたので家じゅうがずいぶん片付いたと喜んでいただけました.
リフォームだけでなく,家電や不用品の処分まで含めてトータルにお客様の課題を解決できた事例だと思います.
単に工事をするのではなくて,お客様の幸せに貢献できるような仕事をしていきたいと考えています.
最後まで読んでくださってありがとうございました<(_ _)>