北九州市小倉北区の建築多能工集団ユニールテクニカ株式会社の宮本です.
今日は門司の家新築工事のお話です.
設計は cacco design studio の坂田裕貴さん.
施工は ユニールテクニカ株式会社です.
以前の記事は↓です.
前回は基礎が出来上がるまでのお話でした.
今回はいよいよ木工事に入っていきます.
基礎の上に土台という部材が設置されています.
手前のすっぽりあいているところ…そうです.ここがお風呂になります.
お風呂と玄関以外は土台の上に床下地の針葉樹合板t24が打ち付けられています.
土台がない部分は大引きと束(鋼製束)という部材で支えます.
ここで,基礎内部つまり床下の通気についてです.
床下に湿気が多いとシロアリやその他害虫・カビの温床になるので,通風を確保して湿気が溜まらないようにしなければなりません。以前は↓のような通風口が多く見られましたが,基礎を切り欠いてしまうことになるという欠点がありました.
最近では基礎と土台の間に基礎パッキンという部材をいれて,さらに基礎パッキンに通風機能を持たせたものが主流になってきていると思います.
基礎を切り欠く必要もないし,全周にバランスよく通気口を設けられるし,イタチやネズミの侵入も防いでいます.
地味ですが画期的な建材だと思います.
次回は木工事の続きをお話したいと思います.
最後まで読んでくださってありがとうございました<(_ _)>