北九州市小倉北区の建築多能工集団ユニールテクニカ株式会社の宮本です.
今日も門司の家 新築工事のお話です.
前回までのお話はこちら.
→→ 門司の家新築工事①
→→ 門司の家新築工事②
前回は基礎工事の配筋までお話したので,今日はその続きです.
配筋したらコンクリートですね.鉄筋コンクリート=鉄筋+コンクリートですからね.
鉄筋は曲げ・引っ張りに強くて圧縮に弱い.
コンクリートは曲げ・引っ張りには弱いけど圧縮には強い.
鉄筋は鉄だから錆に弱い.ということは酸性に弱い.コンクリートはアルカリ性.だから鉄筋を錆から守っている.
なんという美しい補完関係でしょうか.
(いきなり話が脱線しております.)
さっそくコンクリート打設の状況を見ていきましょう.
外周に型枠を建てて,内部に配筋した状態でコンクリートを打ち込んでいきます.
コンクリートは打ち込むといいます.打つとか,打設するとか.流し込むとは言いません.
用例) 金曜日はコンクリ打ちだから晴れるといいなあ.
コンクリート打ち込みにもいくつか方法がありますが,今回はポンプ車を使用しています.
ポンプ車のお尻の部分に生コン車からコンクリートを入れます.
ポンプ車からコンクリートを圧送して(=圧力をかけて送り出して),遠く離れたところにコンクリートを打設します.
これはぜひ動画でご覧くださいませ.
そしてバイブレーターという工具を使ってコンクリート内部に振動を与えている工程をご覧ください.
空気を抜いて,コンクリートをより密実にするための作業です.
コンクリートを打ち終わったら天端均しという作業をします.
立ち上がりの天端(=土台が載るところ)を水平に均す作業です.
ブルーシートをかけて作業終了.数日養生します.
養生のあと,型枠を外します.脱枠とか型枠バラシとか言います.
焼きたてのパンやケーキを型から取り出す様子に似ていると思います.僕の中では.
あいにくの雨模様ではありますが,焼きたてのパンのように,美しい基礎が出来上がりました.
伝わりますでしょうか,この高揚感.若干僕はハアハア(*´Д`)みたいな感じです.
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます<(_ _)>