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門司の家新築工事②

北九州市小倉北区の建築多能工集団ユニールテクニカ株式会社の宮本です.

今日は門司の家 新築工事のお話です.

 

8月中旬に着工しまして着実に進行しております.

まずは掘削工事です.根切という言い方もしますね.

基礎を作る部分の地面を掘って平らに均していく作業です.

 

 

次に基礎の外回りの型枠を建ててから,防湿シートを敷いていきます.

このシートはビニールなのですが厚みがあって丈夫です.地面からの湿気が床下に上がってこないようにするためのもの.

基礎の中の鉄筋のためにも湿気は少ない方がいいし,シロアリ・害虫・カビ対策としても湿気がない方が望ましいです.

その上に基礎の鉄筋を組んでいきます.

 

ちなみに鉄筋には太さがいろいろありまして今回はD13という鉄筋が選定されています.

住宅の基礎としてもっともよく用いられる鉄筋ですね.

Dは異形鉄筋を示す記号で,13は直径です.異形っていうのはコンクリートとしっかりかみ合うようにリブがついているので,正円ではなくてリブがついていて異形だよっていう意味ですね.

その昔は丸鋼と言ってリブのついていない鉄筋だったそうです.たまに解体現場で出会いますね丸鋼さん.

 

 

このようにリブがついています.コンクリートとがっちりかみ合いそうでしょ.

うんちくが止まりませんがDはデーと読むとちょっとプロっぽいです.ディーでもいいんですけどね.

 

 

鉄筋を組んでいく作業を配筋と言います.

配筋にもルールがありまして,今回は「@200タテヨコ」という仕様になっています.

これは「タテもヨコも200mmに1本の鉄筋で組んでください」と読み替えて作業します.

これも20センチではなくて,200ミリというとプロっぽいです.建築ではまずセンチは使いませんね.

 

 

この状態で瑕疵保険の配筋検査に来てもらいました.指摘事項なし.一発合格!

瑕疵保険?なんだか難しい.カシホケンと読みます.簡単に言いますと,工事業者(=つまり我々)のミス・不具合(=瑕疵)があったときに施主さんを守るための保険です.

また施工した工事会社が倒産してなくなってしまったとしても,この保険によって瑕疵に対して補償されます.

 

うんちくが長すぎて話が進みませんが今後ともお付き合いくださいませ.

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます<(_ _)>