心霊写真です。
嘘ですよ。ほんとに。
でも、お化けよりも身の危険は感じました。。。
ここは上階からの漏水により、部屋全体がカビやらなにやらの温床と化した賃貸マンションの一室。
マスクなしで立ち入る者はもれなく肺を侵されます←私
白いのは綿あめではありません(なにかは書きません)
畳は腐ってます。
天井は朽ちて落ちてます。
ナウ〇カに出てきた腐海がこんなところにあったなんてっ!
・・・遊びはこれくらいにしておきまして、仕事をします。
まずは、解体します。
匂いと筋がすごいので防護服とマスク、ゴーグルの完全装備で挑みます。
石膏ボードが湿気で朽ちて粉状になっており、分別が大変です。
解体が進み、かび臭さも減ってきました。
解体後に殺菌処理をして内装を復活させます。
給排水を新しくして、この部屋で漏水が発生しないように改良して、床工事。
今回は置床工法です。
ユニットバスを設置。
この状態は、建築やってないとなかなか見られないかもしれませんね。
間仕切壁や天井を作っていきます。
写真に写っている木材は壁の下地(骨組み)です。
先ほどの下地に石膏ボードやベニヤをビスで打ち付けて壁が建ち上がります。
白い壁はキッチンパネルという不燃材です。
文字通りキッチンなどの火を使う場所に使用します。
表面がツルツルなので掃除も楽です。
設備品を取り付けたり、クロス貼ったり、あーだこーだはすっ飛ばして、完成!
玄関からのアングル白を基調にグレーのクロスが空間に締まりを出してます。
洗面所とトイレはシンプルですが、
床をクラシックなデザインのクッションフロアにすることでファッション性を高めています。
ユニットバスは、アクセント壁がお洒落な最新型。
キッチンは、、、普通のやつです。普通が一番!
元は和室だった部屋をフローリング床の洋室に変えました。
収納力もしっかりです。
といった感じで漏水事故物件は綺麗に生まれ変わります。
今回のように全体を工事するとお金はかかりますが、賃貸物件としての価値を賃料に反映させて貸し出すことが可能です。
また、築20年を超えてくると給排水設備からの漏水リスクは格段に上がります。
少し前まで銅管・鉄管を使っていたために経年劣化が発生する為です。
今ではポリエチレンなどの劣化しにくい資材で配管するのでリスクは格段に軽減できます。
なかなか借り手がつかない物件や築年数を20年を超えた物件をお持ちの方はぜひご相談ください。