北九州市小倉北区の建築多能工集団ユニールテクニカ株式会社の宮本です.
今日は前回に引き続きホームインスペクションについての記事を書いていきます.
前回の記事はこちら→ホームインスペクション①
先日北九州市若松区で実施したホームインスペクションの事例をご紹介します.
築20年以下の物件でしたので不具合は少なく,私から見てもお買い得物件だなと思いました.
まず一番大切な基礎の状態です.
建物の外部をぐるっと回ってクラックがないか?劣化が進んでいないか?
厳しく見ていきます.
次にこの基礎の内部はどうなっているのか?床下に入ってチェックしていきます.
ほれぼれする良い床下です.(表現がおかしい?)
乾燥していて,うっすら風が通っているのを感じます.通気が良いのですね.
乾燥している床下にシロアリは住むことができません.だからまず乾燥が一番大事.
次に基礎のコンクリートの状態です.これもとてもいい.
クラック・表面の劣化・爆裂・錆染み・ジャンカ・不同沈下…悪い要素が見つからない.
いいですね.床下でテンションが上がります.
床下では給水管・排水管の状態もチェックします.
排水管は劣化に大変強い塩ビ管で,継手からの漏水,管の欠損などのダメージもなく状態が良いです.
給水管はポリブデン管でこちらも漏水の痕跡なし.
給湯管は銅管で漏水の痕跡なし.銅管も劣化に強いのですが架橋ポリ管やポリブデン管の方がより強いと言えます.
しかしながら指摘事項なし.とてもよい床下でした.
さらにマニアックなことを言えば大引きの上に厚い構造用合板を敷いて根太を省略する床の組み方ですね.
これも築浅物件の特徴ですね.
ここまで書いてきて思ったのですが,全部書くとすごい長さになるなと…
また次回続きを書きたいとも思います.次回は屋根・小屋裏などの状況についてご紹介します.
最後まで読んでくださってありがとうございました<(_ _)>