北九州市小倉北区の建築多能工集団 ユニールテクニカ株式会社の宮本です．
今日は朝イチから 汚水ポンプの点検→たまりにたまった見積・製図→絵を描くアトリエの移転のご相談→庭木の伐採のご相談→集合住宅の大規模修繕のご相談→ウォシュレットの交換の現場調査→飲食店改装の現場調査→エコキュート取り付けの現場調査ときっちきちのスケジュールを無事終えてやっと事務所に戻りました．そういえばお昼食べてない！
今日のスケジュールの中で汚水ポンプ，ウォシュレット，エコキュートは施主支給の案件でしたので今日は施主支給についてブログに書いてみたいと思います．
施主支給とは住宅の設備品などを施主さんが購入して工事業者に支給し，工事業者が設置・取り付けを行うということです．
インターネットで施主さんが住宅の設備品を手軽に買うことができるようになったので近年どんどん増えています．
施主支給でなければ，私たち工事業者が設備品などを購入して取り付けまで行い，商品代と取り付け費を施主さんに請求するという流れですが，施主支給の場合は取り付け費だけを請求するということになります．
当然施主支給の方がコストは安く済むのでどんどん増えているというのが現状です．
一般的な工事業者の立場からすると，設備品に対して利益を乗せて請求出来ていたのが，できなくなるので歓迎できることではないと思います．
しかし世の中の流れは施主支給にどんどん傾いていっていますし，「昔は良かった」とか「時代が悪い」とか嘆いていても仕方がないので，ユニールテクニカ株式会社ではこの流れに適応していこうという方針です．
ただし，施主支給とは「材料を支給する」ということですから，支給する材料は適切なものでなければならず，施主様にも支給する責任が発生することを自覚していただきたいと思います．
具体的には，現場に合わない商品を支給してしまったり，付属品が足りなかったり，工事日に間に合わなかったり…というようなことがあると取り付け工事ができません．その場合の責任は施主様にあります．ですのでその日工事ができなかったり，何度も足を運ばなければならなかったりすると，その分工事費を追加でいただく必要があります．コストダウンはメリットですがその分責任が発生するということです．
実はこのような「発注ミス」「選定ミス」は実はかなりの確率で発生します．（私ですら発注ミスします）
施主支給とは言っても，必ず事前にご相談や我々プロによる下見をお願いしております．事前の相談や下見には私たちプロの知識・技術が必要になりますので，そのぶんは取り付け費に上乗せすることにはなります．
しかしいざ現場にトイレが届いて，排水芯が違って取り付け不可能だとしたらどうでしょう．現場はそれはそれは悲しい空気に包まれます．どよーん… どうするのこれ？また買うの？みたいな，いやーな空気です．
ですので施主支給をご希望の方は事前に必ずご相談をお願いします．参考になるように目安となる金額を書いておきます．
すべて事前相談・下見ありの金額です．適合する品番もお調べします．梱包材や古い設備品の処分も含みます．
・ウォシュレット（温水洗浄便座）取付 15000円～
・便器交換 30000円～
・洗面化粧台交換 30000円～
・エアコン交換 30000円～
・エコキュート設置 120000円～
・ガス給湯器交換 30000円～
・照明器具・ダウンライトの取り付け 15000円～
・インターホン交換 10000円～
・カーテンレール・ブラインド等の取り付け 8000円～
・防犯カメラ取付 50000円～
※ただし，取り付けしにくい場所であったり，部材・付帯工事が別途必要な場合は再度お見積りします．
※ガス配管接続工事はガス業者さんに別途お支払が必要です．
※税別価格です．
※2017年12月の価格です．
プロの知識と技術で選定・下見するから安心して施主支給ができます．現場で「これは取り付けできない！」なんていう悲劇発生もありません．これを実現できるのも創業以来ずっと多能工化を進めてきた結果だと思います．決して楽して儲かることではないですが，これからどんなに時代が変わろうとも先も細く長くサバイブできる知識と技術を蓄積してきました．
ご相談は下記までお気軽にどうぞ．ただ…時々パニックになるくらい業務集中することがあるのでお時間をいただく場合がございます．スケジュールには余裕を持ってご依頼いただければ幸いです<(_ _)>
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